2019年08月21日
アイアンの新時代
大袈裟なタイトルになっていますが「飛ぶアイアンが好物」の僕にとって嬉しい限りです。もちろんアイアンは飛ばすクラブじゃない



少し順を追ってお話するとヤマハさんのUD+2が発売されてから約5年が過ぎて、この超飛び系のカテゴリーも賑わってきました。今では各メーカーさんに1モデルこのタイプが用意されている位です

PGAのプロ達はちっちゃいブレードを多用するようになったりキャビティでも軟鉄鍛造のちょっとロフトの立ったモデルと言った感じで超飛び系との間になんかないかなぁって探さないといけないところでした。そんな中でいよいよです


これはタイトリストさんのTシリーズのカットサンプルですが、こういった次世代モデルが登場してくれたのです


細かな構造は色々と違いますが、基本的にはフェースは弾くようにした中空モデル。そしてその中に柔らかい素材。その上に弾きと打感のコントロールを施しています。 こういったモデルの特徴は適度なヘッドサイズ・打感の良さ・オフセンターヒットの強さ・球の高さ・飛距離と言うところです。 これから発売されるモデルで言えばタイトさんのTシリーズやBSさんのJGRやキャロウェイさんのEPIC等がど真ん中のモデルになります


こういったモデルはナショナルブランドだけイメージもありますがパーツといしてはロマロさんやPRGR TUNEでもシッカリと今年のモデルから登場しています。他にも少し狙いは違いますがフォーティーンさんから発売されているHI540などは番手の売り方も含めて次世代型と言っていいモデルです。 このような次世代型モデルのもう一つの特徴はロフトによって構造変化があるところにも表れてきます。 ちょっと逆の例えですがタイトさんの新しいCBはヘッドに埋め込まれたタングステンを5番からはとってしまい、よりシャープな顔つきに仕上がっています。これはこのクラスを使うユーザーにとってはタングステンがあることによって起こる違和感の方が嫌だという事でシンプルにチェンジしたさうです

っていうことでこれからの分類は
超飛び系・次世代モデル・複合型ポケキャビ・軟鉄鍛造飛び系・軟鉄鍛造プロキャビ・ブレード。呼び方は別として大きくこんな分かれ方になっています。軟鉄鍛造という縛りがあるとどうしても設計や製造・強度などに限界があるので、そのカテゴリーと次世代モデルの飛距離などを比較するのは無粋な話だと僕は思います。自分が必要な距離を打てるカテゴリーを見極めて、その中で比較していくとピッタリハマるものが見つけやすいんじゃないかと思います



またそうなるとウェッジの設定が難しくなってきますが、ナショナルブランドでもパーツブランドでもロフトバリエーションを多数用意してくれているので困ることはないと思います

アイアンの買い替え需要は変化に乏しい事もあってクラブの中で低いのですが、次世代型の登場によってよりモデル毎の性格が判りやすくなりました。見た目でも結果でも好みの物を見つけやすくなっていますから是非探してみて下さいね

streetmedia at 15:30│Comments(1)│
この記事へのコメント
1. Posted by 山岸秀雄 2019年08月21日 19:04

クラブマニア?クラブ中毒?には、毎年この時期は悩ましい?楽しい!時ですね〜
今年は、特にタイトリストが・・・
普段は、毛嫌い??してしまう?ブランドなのですが、去年あたりから、なんか?うん?的に気になり度が上昇中!
TS1と今回のアイアン!
ムムムってな感じです。